成人式の中止を悲しんだことに驚いた

明日8日より再度の緊急事態宣言です、なお私の周囲に関する限り意外に受け止める人は居ません。
お客様は昨年末には出ているかもと皆様思ってらっしゃったぐらいです。同僚も同じです。

早く終わればいいんだがねえとその程度。気の毒なのは飲食業を生業とする皆さんで、リーマンショックの頃を思い出すと他人事とも思えません。
聞いていてすら胃の痛くなるような話です、無論製造業も自動車以外はだいたい不振、自分の今年度の源泉も随分と金額が減っています。

とにかく専門の治療薬がないので予防に努めるしかない。となれば人の行き来を制限するほかない。
ただコロナと聞いて10ヶ月ほどになります、再度の宣言にもお客様も同僚も落ち着いたものです。

その点報道はいささか錯乱気味で毎日政府の無策を非難はしますが、宣言の遅さを非難したかと思えば飲食業の苦境を政府の責任と報じるなど、何を言いたいのやらさっぱりわかりません。
緊急事態宣言が今飲食業の首を締めるなら、昨年出しても同じことでしょう。

「犯人探しのみ」は組織を潰す

会社において問題が起きると、解決より犯人探しが行われることが多い。
解決とは責任を取るものを探すことと見つけたりです。
日本企業の特徴のごとく言われますが海外も全く同じです。国内の海外通とやらが言わないだけです。

困るのはそれのみに終始すると本当に会社が潰れることです。あえて外国に花を持たせれば、やりすぎると大事になると知るものが多少多いぐらいです。
10件の問題のうち最低3件ぐらいでよいので、責任を取らせるだけでなく問題の解決方法や起こったおおもとの原因を議論しないと商売がダメになる。

それで潰れた会社や事業部は多く見てきました。
その点で言うと国内メディアはまるで駄目です、一から十まで政府を悪く言う。わずかな論理もないまま終始感情に訴えるだけですから。

メディアが政府を非難してもいいと思っています、コロナによらずあれを真に受ける人は知る限り少ないからです。

大方の人達は世間を知っていますから建前と分かっていて、大多数から文句が出ないようにする方針とはああいうものになると理解しています。
報道する側も大した意味はないと知っている。

街の声は違うと言う人にお会いしたことがありますが、余程足りない人でない限りインタビューでマイクを向けられればテレビ局のスタッフが気に入りそうなことを言うものです。

成人式の中止を悲しがるのと同じです、あんなもの一生に一度の大事と思っている若者にお目にかかったことがありません。
私の若い頃から今に至るまで、親のかかりで払うもの以外は着物も予約しませんでした。
実害はない。

会社の会議と同じでここでは周りが期待するように悲しがったほうがいいと察していうだけです。

成人式中止を悲しむのはなれあい

度を過ぎない限りそれでいいと思っています。
今日このようなことを書いたのもそもそもお客様と話していて、成人式の中止で深く傷ついたなんて少々わざとらしいと笑ったからです。

あんなもの、心待ちにしている若者がいるわけないじゃありませんか。私のころですでに面倒臭いという意見が圧倒的でした、せいぜいが飲み会が潰れて残念という程度です。

笑いながらも社内でもそういうことはあるなと。至極真っ当すぎるきれいごとや、当たり障りはないが意味も無い意見に真顔でうなずいてみせるのが世故というものですから。

ただ稀にではありますが、あまりにそれを続けると受け手も書き手(話し手)も本当に信じ込むことがあります、潰れ会社には結構そういう例があります。
少々大袈裟な話をすれば前の太平洋戦争がそうでした。
あれは内輪のきれいごとを言い合っているうちに新聞も国民もお互い本気になってしまった例です。主義主張なんてご大層なものではありません。

今あえて似たものを探せばテレワークや終活がそうでしょうか。
真に受けて転居をしたり身の回りの大切なものを処分する方がいるそうで、2〜3年もすれば我にかえるでしょうが住まいや思い出の品々は戻りません。

風向きになびいて媚びるのが商売とはいえマスコミも罪なことをすると思っています。
営業の売り文句は皆さん身構えますからさしたる実害もありませんが、報道が感情に訴えてばかりとは怖いものです。

潰れた会社の人たちも内輪の無責任なきれいごとがまさか商売まで立ち行かなくなるに及ぶと思わなかった方々ばかりでした。
マスコミも潰れ会社もいさめるものがおらず、そもそも聞く気が無いことも似ています。

ということで明日8日から緊急事態宣言が発効します、もう今年度はおろか来年度も年収が下がることもわかりました。
来月7日までと言わずワクチンがある程度行き渡るまで続けて頂いたほうがいっそきりが良いと思っております。

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